香川大学は、平成24年度から欧洲杯足球买比赛平台网址_欧洲杯开户首选-官网中文版3年度までの10年間に設備共用事業である文部科学省ナノテクノロジープラットフォームに四国で唯一の機関として参画し、研究設備インフラの構築、その高度化に取り組んできました。欧洲杯足球买比赛平台网址_欧洲杯开户首选-官网中文版3年度からは、後継となるマテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業に採択され、設備共用から創出されるマテリアルデータの収集?蓄積?利活用を目的とした新たな研究インフラ?プラットフォームの構築に向けて、全国の25機関と連携しています。本事業において、香川大学は七つの重要技術領域の一つ「高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル」のスポーク機関を担い、ハブ機関の東北大学を中心に同じくスポーク機関の筑波大学、豊田工業大学と連携して、多種多様な材料?構造?プロセスの組合せ検討に役立つマテリアルデータを収集し利活用できる環境を構築し、最先端のMEMSやパワーエレクトロニクスなど、高度なデバイスのデータ駆動型研究開発に貢献しています。
このたび、文部科学省より、本事業で蓄積されてきた約11万件の構造化データの共用サービスが日本の学術界?産業界へ向けて9月30日から本格開始されることが発表されました。構造化データの件数は今後も蓄積され続け、年間数十万件の増加が見込まれます。共用データの利用を希望する研究者は、所定の利用料を支払うことにより、当該データをダウンロードして利用することが可能となります。活用ユースケースとして、① 実験条件設定支援?② 計算データ等との統合活用?③ 教育コンテンツ等への展開、などが想定されています。AIや機械学習などにもデータの利活用が可能となっており、本データ共用を通じてデータ駆動型マテリアル研究開発のさらなる加速が期待されます。
詳しい内容については、こちらをご参照ください。
【データ共用サービスの概要】
?サービス開始:2025年9月30日予定
?提供するデータ:ARIMにおいて共用する約1,200台の機器を利用する研究から創出された、各種測定値、グラフ、画像など豊富なマテリアルデータに関する構造化データを、ダウンロードして利用することが可能。これらには実験条件に関する情報やサンプル情報等のメタデータが含まれる。
?利用可能な構造化データ件数:約11万件(2025年7月時点)
※新しい構造化データは随時追加され、年間数十万件ずつ増加見込み。
?データの特徴:装置ごとに異なるデータ形式を統一化し、AIや機械学習などにもデータの利活用が可能。失敗データを含む様々な実験データを蓄積。各種材料について、物性値?測定?解析データのほか、材料の合成や半導体?デバイス加工における温度や圧力などの実験条件、プロセスデータ等も紐づけ。
【関連リンク】
文部科学省プレスリリース(https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01556.html)
文部科学省マテリアル先端リサーチインフラHP(https://nanonet.go.jp/)
香川大学マテリアル先端リサーチインフラ事業HP(/arim/)
ARIM Japan データポータル(https://nanonet.go.jp/data_service/)
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【問い合わせ先】
香川大学微細構造デバイス統合研究センター
E-mail : mems1-h@kagawa-u.ac.jp